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高知白バイ事件 再審請求 嘱託鑑定12

2012年07月15日 23:52


高知白バイ事件 再審請求 嘱託鑑定12

まとめと考察 P26~

白バイがスクールバスに衝突した時、運動力学の第三法則である作用反作用の法則により、白バイが衝突した時の進行方向にスクールバスを移動させるような力を作用する

白バイの衝突によりスクールバスに力が作用するとスクールバスは力の方向に移動(押される)する。特に、本件はスクールバスの前端部に白バイが衝突しているため、梃子の原理でスクールバスの前部が横側に大きく異動する。 
        ※梃子の原理=てこの原理

スクールバスの前部に横移動が起きると。前輪に横滑りが生じ、タイヤと路面の間にすべりが起きる。路面上をタイヤが滑ると(こする)とタイヤと路面の接触部位のゴム質が剥離し、路面上に付着し黒いスリップ痕を印象する

本件の事故現場路面上に認められる。道路を横断する方向に印象された2条のスリップ痕は。上記した生成機序の通り、横移動していたスクールバスの前輪タイヤの横滑り痕(ヨーイング痕)と断定できる。

なお、横滑りする程度が前輪と比較して、後輪タイヤは少ないために本件のスクールバスの後輪タイヤによる横滑り痕は生成されない。

本件のスクールバスのタイヤに横滑りが生じると、減速力(制動力)が起き、停止することになる。タイヤの横滑りによる制動力の大きさは、タイヤが回転する方向とタイヤが横滑りする方向とのスリップ角によってことなる。


本件のスクールバスには右への操舵角がついていたと考えられ、横滑り痕も生成されていることから、高い制動力が前輪部に作用していいたと考えられる。

走行している自動車の制動距離から。制動する前の速度を算出する力学式より、本件のスクールバスが横滑り痕を印象する前の速度を算出してみる。

計算式1
計算式1


ここで、前輪タイヤが約1,2mの長さ横滑り制動した場合の求まった。

この算出した速度には後輪のタイヤによる、若干の横滑り制動分と、白バイへの衝突によるスクールバスの減速分が含まれていない。

この原則分を考慮すると、本件スクールバスはおよそ10km/h程度の速度で移動していた時に白バイと衝突したと考えられる

ところで、本件のスクールバスの制動は前輪のみの制動(ブレーキ)である。このため、一般的なブレーキショックの3分の1程度の減速レベルとなり、スクールバスの乗員には減速のショックは感じなかったと考えられる。

図10-ア 

図10からわかる通り二輪車の衝突速度が30km/hを超えた場合前輪フロントフォーク部に後退が生じる

先に写真16で示した通り、白バイ前輪のフロントフォーク部には写真から確認できるような変形は観察されない

恐らく、スクールバスのバンパー右サイドとサイドパネルの凹損によって、衝撃力が吸収されたと考えられる。 この 吸収エネルギーを安定することは難しいが、二輪車の前前輪部より構造強度は弱かったのは明らかである。

上記した車体の変形・破損程度から、本件の白バイがスクールバスに衝突したときの、許容できる速度を推定するのは困難であるが、白バイの衝突によって、スクールバスの車体前部が横移動(偏向)した量や白バイの乗員が死亡していることなどから総合的にみて、白バイがスクールバスに衝突した時の速度は50~60km/hと予測できる。


これで嘱託鑑定書の本文の掲載を終わりました。

後は添付された資料となります(A4で30P弱)
公平を期するために掲載順次掲載していきます。

次回より反論を加えていくわけですが、そこで またまたブログの構成に悩みます
「下手の考え休むに似たり」なんで たぶんこのままだと思いますが、しばらく時間がかかるかもです。

せめて、リンクを工夫してわかりやすくしたいとは考えているのですが・・はてさて


以下、LMメモ

スクールバスの乗員 正確には乗客は25名(中学生22名・教員3名)

操舵角は何度なんだろう? 10度前後の操舵角で横滑り制動がかかるなら、バスのクリープ現象はどうなるのか?10km/hで走行す 9tのバスを停止させるほど、操舵角によって制動力が生じるなら、少しでもハンドルを切っていたらAT特有のクリーク現象は生じないってことになるのじゃないか?

後輪に制動力が発生していないという事は片岡さんはブレーキを踏んでいないということになる。では、片岡さんの右足はバスの横滑り中にどこにあったのか?アクセルペダルなのか?宙ぶらりんなのか?


計算式1にあるKで何? バスの前軸重と後軸重の比率も違うんだけどなぁ・・

衝撃力が吸収されたら、バスを移動させる衝撃力も吸収するのじゃないのか?

60Kmで衝突したら必ず死亡するのかいな?それと隊員身体の最終位置はまるで考慮していない。


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高知白バイ事件 再審請求 嘱託鑑定11

2012年07月12日 22:37


高知白バイ事件 再審請求 嘱託鑑定11 
P24


白バイの事故形態2 (路面擦過痕の生成機序)

衝突した時の状況

この姿勢でスクールバスの車体内部に潜り混む
図①
図① 



衝突した後スクールバスの進行方向に横転し、白バイの前部がバス進行方向に引き摺られる
この時、白バイ後部はバス側に(直角方向)へ回転移動する。
図②
図② 

この時。白バイ右側面後部が接触している路面にはスクールバス方向に向かスクレープ痕が生成される
この痕跡は写真11で解析した、路面擦過痕の印象始めはスクールバスに対して直角方向に生成されている状況に符合する   スクレープ痕の定義⇒こちら

写真11
     現場写真 055



白バイの引き摺りが大きくなり車体の回転と斜め移動が複合する
図③
図③ 

この時、白バイ右側面後部が接触している路面には、回転(斜め)状の金属擦過痕(スクレープ痕)が生成される。
この状況は写真11の路面擦過痕の状況に符合する。


白バイの車体全体がスクールバスの進行方向に移動する
図④
図④ 


図からわかる通り、白バイ車体前部がスクールバスの進行方向に大きく引きずられると、途中で図③に示した通り、白バイの車体には回転運動が起きるが、最終段階ではスクールバスの進行方向に移動する引き摺り成分が大きくなる

この時、スクールバス右側面後部が接触する路面には、スクールバス進行方向に平行な金属擦過痕(スクレープ痕)が生成される



上記した通り、スクールバスが移動しているときに白バイが衝突した時、白バイにに起きる運動と、その運動によって路面に印象された金属擦過痕の生成機序が良く符合している



LMメモ
図①~④

直立状態の白バイがバスに直角に衝突したとすると、すぐには転倒しない、その前に 写真1のように後輪が大きく跳ね上がり、隊員が投げ出されて、バス右側面に衝突し、その場に倒れるはずだが、現場検証では、バスの進行方向に3.5m跳ね飛ばされたことになっている! もちろん バスの右側面にその痕跡はない。 有りえねぇよ。
写真1
写真1

引き摺られたとしたら、それは白バイ後部だけじゃないが、フロントバンパーとかの痕跡はつかないのかいな?

高知白バイ事件 再審請求 嘱託鑑定10

2012年07月10日 01:23

高知白バイ事件 再審請求 嘱託鑑定10

白バイの事故形態と路面擦過痕 P23

(1 事故形態)

速度を持った白バイがスクールバスのフロントバンパー右サイド部に衝突したのは明らかである。

バンパーサイド部に衝撃力が生じた場合、衝撃力の方向によってバンパーが屈曲するパターンが事なる。

図7 衝撃力の方向別によるバンパーの屈曲パターン
図7 





写真15

写真15 





図8 白バイの衝突角度別に見たバンパー右部の変形パターン
図8 
図8より本件の白バイはほぼ直角に近い角度で衝突したと推定できる。


白バイがスクールバスのほぼ直角に近い角度で衝突した場合、白バイの前輪部がスクールバスの車体内側に進入する
この時、スクールバスが停止状態の場合、白バイは衝突した時の姿勢のまま進入し、最終停止する。

図9
図9 



一方、スクールバスが動いていた場合、白バイは図10で示す通り、スクールバスの進行方向に転倒し、同時に白バイの前部がスクールバスの進行方向に回転をともなって引きずられる。

図10

図10 



高知白バイ事件 再審請求 嘱託鑑定9

2012年07月07日 17:54

高知白バイ事件 再審請求 嘱託鑑定9

いよいよ本題に突入・・・
(  )内の内容は私のメモ


スクールバスと白バイが衝突した時の態様
 P20
(スリップ痕様の物がバスの横滑り痕であると認定した理由)

これまで事故現場に印象されたスリップ痕様のものや、路面擦過痕様のもの、スクールバスや白バイの車体に生成された変形・破損や痕跡は客観性の高い物的証拠である

この物的証拠と事故の態様の関係について解析する

痕跡は無秩序に見えるが、事故態様の中で生成されている限り、物理の法則に則って生成される
(つまり、物理法則に則してない場合は、事故によって生じた痕跡ではないという事だナ)

従って、痕跡の生成理由・時間的順序・異同識別(整合性)ができた場合には、事故の再現はかなり高い精度で可能となる

痕跡がどの様に生成されたかを考察するためには、スリップ痕や路面擦過痕の種類や外見的特徴、またその特徴の変化が衝突や転倒した時の態様のうち、どの要素の変化によるものか解析する日地用がある。


スクールバスの事故態様とスリップ痕

スクールバスが交差点を右折しようとしていたことには争いがない。
参考 図1

白バイはスクールバス右横フロントバンパーに横から衝突したことは明らかである

先に写真1・2で示した通り、自動車の側面部に衝突を受けると、自動車は衝突を受けた方向に押されることになる

写真1                                 写真2
写真1   写真2

写真1 バイクの速度 70km/h 自動車停止
写真2 車両速度不明 2台とも等速で移動


図4は、側面図に衝突を受けた時の衝突部位の違いに移動の際を示したもの

図4
図4 
↑ (実際の重心移動はこうはならない 重心を中心とした回転運動になるのがまともな法則)

図4から分かる通り、白バイがスクールバスの重心位置から離れて衝突した場合、スクールバスは車体前部が左側に容易に移動(偏向)することがわかる
(前が左に滑れば、後ろはどうなるのか? 図4では右に滑らないどころか。左後輪はバックしている)

スクールバスの前部を主に横方向への移動が生じだ場合、タイヤの回転する向きに対して、左側にバスの前部が移動(横滑り)することになる

ところで、走行中に急ハンドルをきると車体に回転運動が起きて、タイヤの回転する向きと車体が移動する方向が異なり、タイヤと路面との間に横滑り運動が起きる

すなわち、タイヤが回転する方向から少しでもスリップ角が付いた向きに自動車が移動すると、タイヤと路面の間に滑りが生じる

横滑りした場合 図6に示したタイヤの縦滑り摩擦と横滑り摩擦を比較した実験データーから分かる通り、ブレーキ制動の時と同じような、タイヤと路面との間に摩擦力が生じる(添付資料2)

図5                                        図6
図5  図6

タイヤと路面の間に摩擦力が生じした場合 写真4のような横滑り痕が生じる

写真4
写真4 

この横滑り痕はタイヤの回転方向に刻まれた溝と別の方向に移動するため、先に示した図3に示す通りタイヤ痕には溝が印象されない。

図3
図3

上記した通り、白バイがバスに衝突した時、運動力学の法則に従って生成されるスクールバス前輪によるタイヤ痕と、本件事故現場に印象されたスリップ痕様の物が良く符合している。


高知白バイ事件・再審請求・嘱託鑑定8

2012年07月07日 16:30

高知白バイ事件・再審請求・嘱託鑑定8 P17

(証拠などから認定できる事実)

3)スクールバスと白バイの損傷状況

スクールバスと白バイに生成された変形・破損の部位や状況から、衝突した時の姿勢や速度などが推定できる。
スクールバスのフロントバンパー右サイド部に白バイの前輪が衝突したことは明らかである

〇スクールバスと白バイが最終停止した時の状況

写真14
       
                         

       
写真14
 写真から分かる通り、白バイはスクールバスに対して、ほぼ平行に停止し。潜り込みや噛み込(合体)等は観察されない



 
〇写真15は、白バイの前面部が衝突したスクールバスの変形・破損部位を撮影した写真である

   
写真15   
 
 

 写真からからる通り、フロント・バンパ右側部が座屈し、車体内部にまっすぐに押し込まれていることがわかる。
また 構造強度の強いフレーム(構造材)の変形・破損は写真で見る限りは観察されない



〇写真16は白バイの変形・破損状況を撮影した写真

     
  
写真16    

写真から分かる通り、白バイの前輪前部の変形。破損はなく、タイヤもパンクしていない。また。衝突速度が高い時に交代するフロントフォーク部の変形も写真で見る限り監察されない


〇写真17は白バイの右側面に生成された擦過痕の部品を撮影したもの。

   写真17  
写真から分かる通り、白バイの右側面部に装備されたリヤバンパーぶやマフラー部、排気管部に路面と接触した時に生成される擦過痕が観察される。また、生成された擦過痕は、擦過方向が異なっている。



前述したスクールバスと白バイの変形・破損・痕跡の状況から以下のことがいえる

① スクールバスのフロントバンパー右サイド部に白バイの前輪部が衝突した

② 白バイが衝突した際の姿勢はほぼ直立した姿勢で、ほぼ直角に近い角度で衝突した

③ 白バイの前輪部(タイヤも含む)やフロントフォーク部には顕著な変形・破損は観察されない

④ 白バイの右後方バンパー・マフラー部・排気管部には擦過痕が形成され、擦過痕の方向がそれぞれ異なっている





          
     


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